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【年齢・学年別】英語の家庭学習のポイント!家庭学習の開始時期や注意点も解説

子どもの英語力を育むためには、家庭学習に取り組むことがおすすめです。しかし、英語の家庭学習に取り組みたいとは思いつつも、なにから始めればよいか分からず困っているおうちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、英語の家庭学習の重要性や、年齢・学年別のおすすめの学習方法などを解説します。

英語の家庭学習が重要な理由

英語の家庭学習が重要な理由としては、主に次の2点が挙げられます。

英語に対する苦手意識や抵抗感を小さくできる

小学校の英語教育が必修化され、子どもたちは小学3・4年生で「外国語活動」としての英語に親しみ、小学5・6年生からは「教科」としての英語を学べるようになりました。

しかし、小学生になってから初めて英語に触れる子どもは、未知の言語である英語をなかなか理解できずに、苦手意識を持ってしまうケースが多くあります。また、一度苦手意識を持ってしまうと、その感覚が中学生や高校生になっても続くことは多く、将来にわたって悪影響を及ぼしてしまう可能性も捨てきれません。

家庭学習を通じて、小学校入学以前の早い段階で英語に親しんでおけば、英語に対して「楽しい」「もう一度やりたい」などのポジティブな気持ちを持ちやすくなり、苦手意識や抵抗感を小さくできます。

きれいな発音が身につく

一般的に、子どもは大人よりも聴覚が敏感であると考えられています。子どもの頃からネイティブに近い英語の発音を耳にする機会が多ければ、英語のきれいな発音が身につきやすくなるでしょう。 

しかし、言語習得は一朝一夕で進むものではなく、きれいな発音に触れ、真似する機会を多く確保することが大切です。そのため、学校や塾だけでなく家庭でも英語学習に取り組み、英語を日常にすることが重要になります。

英語の家庭学習はいつから始めるべき?

英語の家庭学習の開始時期についてはさまざまな説があり、一概に「何歳から」とは言い切れないところがあります。

以下の内容はあくまで目安としつつ、お子さまの発育やペースに合わせて無理なく取り組むことが大切です。

3歳までの子どもは英語の発音を吸収しやすい

3歳くらいまでの子どもは、まだ自分のなかに「母国語というもの」が確立されていないと考えられています。このくらいの年齢のお子さまは、英語をそのまま、あるものとして受け入れることが可能です。

そのため、英語学習の開始時期については諸説あるものの、一般的には英語の発音を自然に吸収しやすい1歳~3歳の頃が適しているといえるでしょう。

できれば小学校入学前には始めたい

それでは、3歳を過ぎたら英語学習を始めても意味がないのかというと、そのようなことはまったくありません。

英語学習の臨界期(学習・習得に適した時期)は12歳~15歳頃だとする説もあるほど、臨界期はあるとする学者のなかでも、具体的な時期については意見が分かれています。

ただし、ネイティブの発音を聞き取って真似する能力が最も高い時期は、おおよそ6歳頃までとされています。そのため、お子さまにきれいな発音を身につけてほしい場合は、できるだけ小学校入学前には家庭での英語学習を始めたいところです。

小学校からの英語教育は「4技能」が中心

近年の英語教育では、「聞く」「読む」「書く」「話す」の4技能が重視されています。小学校でも3・4年生は「聞く」「話す」を中心に、5・6年生からは「読む」「書く」技能も加えて、4技能を学んでいきます。

英語の家庭学習においても、この4技能に着目し、バランスよく身につけることが大切です。

リスニング

英語を正しく聞き取り、意味を正確に理解する力のことです。英語の発音をキャッチし、単語や文としての意味を瞬時に理解する必要があります。

リスニング力を鍛えたい場合は、動画やテレビなどを視聴して、英語の音声に触れる機会を多く確保することが大切です。 

リーディング

英語の文章を読み、内容を的確に理解する力のことです。英語→日本語に置き換えて読むのではなく、英語を英語として理解する力が求められます。

絵本やマンガなど、英語で書かれた作品に触れると、リーディング力を鍛えることにつながります。

ライティング

英語の文章を正しく書く力のことです。

英語の文章を書くためには、単語や英文法の正しい知識はもちろん、論理的な文章構成に基づき英文を作成する力が必要です。まずはアルファベットを正確に書けるようにして、慣れてきたら単語→文章へとステップアップするとよいでしょう。

スピーキング

英語を用いて相手と直接的にコミュニケーションをとり、自分の考えや気持ちを伝える力のことです。

英文を繰り返し音読すると、スピーキング力を鍛えることにつながります。さらにスピーキング力を高めるためには、実際に英語を使って話すという体験を積み重ねることが大切です。

【0歳~3歳】英語の家庭学習におけるポイント

ここからは、お子さまの年齢・学年別に、英語の家庭学習の重要ポイントを解説します。

まずは、0歳〜3歳のお子さまからです。 

英語に自然と触れられる環境をつくる

0歳〜3歳のお子さまには、日常生活に英語を取り入れ、英語に自然と触れられるような環境をつくることが大切です。たとえば、「おはよう」「おやすみ」などの挨拶を英語でする、アルファベットが書いてあるおもちゃを使うなどの方法が考えられます。

英語を特別なものという位置付けにせず、英語=日常という感覚を育むことを目標としましょう。

英語の音声を多く聞く

3歳までのお子さまには、とにかく英語を聞く環境をつくるだけでも十分な効果を期待できます。

英語の歌を流す、一緒に英語の動画を視聴するなどの方法を通じて、日常的に英語を聞く習慣をつけるとよいでしょう。

知育玩具を取り入れる

知識や記憶は、身体の動きや感覚と結びついているとする説があります。そのため、身体を動かしながら学ぶことは、英語の習得を助けてくれます。

おすすめは、身体を動かしながら遊べる知育玩具です。遊び感覚で英語に触れられるので、楽しみながら英語力の基礎を育むことができます。

英語の絵本を読み聞かせる

英語力の基礎づくりとしては、英語絵本の読み聞かせも有効です。おうちの方の声とともに物語を追いかけながら、楽しく英語に親しむことができます。

読み聞かせをする際は、絵本に描かれている絵や英文を指差ししながら読むとよいでしょう。なお、CDや動画など、そのほかの教材でネイティブの発音に触れていれば、読み聞かせの発音は完璧でなくても問題ありません。 

フォニックスを学ぶ

フォニックスとは、英語の文字と音の規則性や関係性を学ぶ学習方法のことです。 

英語圏の子どもたちが読み書きを覚えるための手法であり、英語の正しい発音が身につくほか、初めて見る英単語でも発音が分かるようになります。

【4歳~6歳】英語の家庭学習におけるポイント

次に、4歳〜6歳のお子さまが英語の家庭学習に取り組む場合のポイントを解説します。

インプットを発展させる

お子さまが4歳〜6歳くらいになったら、動画や絵本などからのインプットを発展させてみましょう。

たとえば英語絵本なら、成長に合わせて選ぶ絵本をレベルアップさせ、ストーリー性のあるものを取り入れるといった方法が考えられます。ストーリー性のある絵本や動画は、英語のフレーズを使う場面も同時にインプットできる点がメリットです。

ライティングの基礎を固める

この時期には、英語の文字にも少しずつ興味を持てるようになるとよいでしょう。

まずはなぞり書きで運筆の練習ができる教材に取り組み、慣れてきたらアルファベットの大文字・小文字の練習に移行してみてください。 

【小学校低学年】英語の家庭学習におけるポイント

次に、小学校低学年のお子さまが英語の家庭学習に取り組む場合のポイントを解説します。 

英語に慣れ親しむことを重視

低学年のお子さまはまだ集中力が続きにくく、単語帳や教材を使った学習は、途中で飽きてしまう可能性が高いものです。

そのため、この時期はまだまだ英語に慣れ親しむことを重視して、子どもが興味を持ちそうな絵本や動画、アニメなどを活用するとよいでしょう。

英単語ドリルやワークブックにチャレンジする場合は、シールや迷路など遊び感覚で楽しめるタイプや、短時間で終わるものがおすすめです。

アルファベットをマスターする

小学校低学年でアルファベットをマスターしておくと、中学年からの英語学習にもプラスの効果を期待できます。

ひらがなや漢字と同じ感覚で、アルファベットの読み書きの練習にもスムーズに馴染める子が多いはず。コツコツと、毎日練習することが大切です。 

【小学校中・高学年】英語の家庭学習におけるポイント

ここからは、小学校の英語教育の開始以降における家庭学習のポイントを、中学年・高学年に分けてそれぞれ解説します。

3・4年生はスピーキングの基礎を固める

幼児期にフォニックスを用いた学習をしなかった場合は、この時期に取り組むこともおすすめです。幼児期よりも理解力が向上するこの時期に、音と文字の規則性・関係性を知ることで、発音の正確性を高められます。

発音が上達したら、英語の本の音読にチャレンジしたり、英語で会話をしてみたりと、スピーキングの力を少しずつ鍛えていきましょう。

5・6年生は中学校を見据えた学習に切り替える

小学校で、教科としての英語の授業が本格的に始まる時期です。中学校では長文読解や英作文などの問題も出題されるので、英語の本の読書や、英語で日記をつけるなどの習慣を身につけるとよいでしょう。

また、英単語を覚えて語彙を増やせば、簡単な英語の本なら自分で読めるようになります。力試しがしたい場合は、英検受検もおすすめです。

英語の家庭学習に取り組む際の注意点

お子さまと一緒に英語の家庭学習に取り組む際は、次の2つのポイントに注意しましょう。 

日本語の習得をおろそかにしない

幼い頃から英語に親しむ時間が多いと、英語力が高まる代わりに、母国語である日本語の力が弱まってしまう場合があります。

英語だけでなく日本語も、成長すれば自然に上達するものではないので、両方をバランスよく学ぶことが大切です。お子さまの日常に英語を取り入れつつ、日本語を学ぶ機会もしっかりと確保してあげましょう。

楽しく学べる環境を整える

お子さまに期待しすぎるあまりプレッシャーをかけてしまうと、ストレスや学習意欲の低下につながる恐れがあります。「できたことを褒める」を基本に、ポジティブな声かけをしつつ、お子さまが楽しんで学べるような環境を整えましょう。

言語習得には時間がかかるので、焦らず長い目で取り組むことが重要です。

まとめ

幼い頃から英語に触れる機会が多ければ、お子さまにとって英語が身近なものになります。英語を「未知の言語」ではなく「当たり前のもの」として捉えられることは、小学校で英語の授業が始まったあとなど、将来にわたってプラスの影響を期待できるでしょう。ぜひ今回紹介した内容を参考に、お子さまの年齢や学年に合わせた家庭学習に取り組んでみてください。

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この記事を書いた人

スズキ

株式会社サンリオ エデュテイメント事業部

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