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英語絵本の読み聞かせの4つのメリット|読み聞かせのコツや絵本の選び方も解説

お子さまの英語学習の一環として、英語絵本の読み聞かせを取り入れているケースも多くありますが、英語絵本の読み聞かせにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

本記事では、英語絵本の読み聞かせのメリットやコツなどを解説します。ぜひ参考にしてください。

英語学習の基礎づくりにぴったりな「Storytelling(ストーリーテリング)」とは?

まずは、英語学習の基礎づくりとして注目を集める「Storytelling(ストーリーテリング)」について解説します。

Storytelling(ストーリーテリング)とは

Storytelling(ストーリーテリング)とは、「物語を伝えること」を意味する言葉です。

一般的な読み聞かせよりも幼児教育としての意味合いが強く、アメリカでは、図書館や幼稚園などでStorytellingの時間を設けるケースが多いといいます。

英語学習において有効な方法

Storytellingは子どもの想像力や好奇心、自己表現力などを育むだけでなく、英語学習においても有効な手段とされています。

日本語の絵本だけでなく、英語の絵本を読み聞かせることで、子どもの英語学習に役立てることができるでしょう。

英語絵本の読み聞かせをはじめる最適なタイミングは?

英語絵本の読み聞かせをはじめるタイミングとしては、0歳から1歳までの間がおすすめです。

0歳までの子どもは柔軟な耳を持っており、3歳までに言語を聞き分ける力を身につけるとされています。そのため、子どもがある程度大きくなるまで日本語だけの環境で過ごしていた場合、英語特有の発音が聞き取りにくくなったり、発音しづらくなったりすると考えられています。

英語に自然と親しめるようにするためにも、できるだけ小さいころから読み聞かせをスタートするとよいでしょう。

英語の絵本を読み聞かせする4つのメリット

英語絵本の読み聞かせには、次の4つのメリットを期待できます。

  • 親子で一緒に英語を楽しめる
  • 異文化への興味を持ちやすくなる
  • 言葉と絵により英語の感覚が身につけられる
  • 「英語の耳」を育める

 

それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。

親子で一緒に英語を楽しめる

親から子どもに英語の絵本を読み聞かせると、子どもだけでなく、親も一緒に英語を学ぶことができます。声に出して読むことは英語学習の効果を高めるとされており、親の英語学習にとっても恩恵が大きいでしょう。また、読み聞かせを通じて、親子のコミュニケーションの機会を増やせる点もメリットです。

さらに、絵本の読み聞かせなら、塾や習い事というくくりではなく、遊びの一環として内容を純粋に楽しめます。親が英語の発音に不安がある場合も、まずは子どもと一緒に楽しむことが大切です。

英語音源の聞き流しとは異なり、子どもに質問を投げかけたり、興味を示した場所を掘り下げたりできるというメリットもあります。読み聞かせは自宅で気軽にできるので、英語に触れる機会を無理なく増やせるでしょう。

異文化への興味を持ちやすくなる

英語絵本では、海外での食生活や住宅、家庭環境など、日本とは異なるライフスタイルが描かれていることも少なくありません。そのため、読み聞かせを通じて、英語という言語だけでなく海外の文化や価値観を学ぶことが可能です。

英語絵本の読み聞かせは、子どもが多様性を学ぶとともに、グローバルな価値観を身につけることにつながります。

言葉と絵により英語の感覚が身につけられる

絵本は言葉と絵をつなげて理解できるので、英語の感覚が身につきやすいというメリットもあります。

英語の意味が分からなくても、絵や音を通じて推測した言葉は忘れにくく、自分のものにしやすいものです。そのため、文字情報だけで学ぶ場合と比べて、英語が記憶に定着しやすくなるでしょう。

「英語の耳」を育める

英語ならではの音やリズムに慣れることができる点もメリットです。

とくに、小学校低学年くらいまでは音に対する感度が高いとされています。この時期に読み聞かせを習慣化すれば、英語を聞き取る耳を育むことができるでしょう。

英語の絵本を読み聞かせするときのポイント

英語の絵本を読み聞かせるときは、次のポイントを押さえることが大切です。

発音の正確さを求めすぎない

英語絵本の読み聞かせでは、発音が完璧でなくても気にしないことが重要です。口や舌の動きを意識して、発音を練習しながらどんどん絵本を読み聞かせましょう。

「英語らしさ」を意識しすぎると早口になりがちなので、11つの音がはっきり聞こえるように、ゆっくり読み聞かせることをおすすめします。

単語や絵を指差しながら読む

赤ちゃんや、英語学習をはじめたての子どもは、絵本の内容を理解することは難しいものです。読み聞かせをしながら、単語や絵を指差してあげると理解が進みやすいでしょう。

とくに強調したい単語や表現を、あらかじめ決めておくこともおすすめです。子ども自身が内容をだんだんと理解できるようになれば、英語絵本を読む意欲が高まります。

声の強弱や身振り手振りをつける

英語がまったく分からなくても楽しめるよう、声の強弱や身振り手振りをつけましょう。大げさなくらい抑揚や体の動きをつけると、子どもが楽しみやすくなり、「英語の絵本を読むこと=楽しいこと」と認識できるようになります。

絵本の内容に応じて、効果音や擬態語を取り入れることもおすすめです。

コミュニケーションをとりながら読む

子どものペースに合わせて、コミュニケーションをとりながら読むことも大切です。子どもの感想や質問、指差しなどを無視せずに会話を楽しむと、読み聞かせを「学習の時間」ではなく「親子の時間」にできるでしょう。子どもがどうしても飽きてしまう場合でも、親子で会話をすることで楽しんでもらえる可能性があります。

また、次の読み聞かせの時間が楽しみになるように、早めに切り上げることもポイントの1つです。

子どもが気に入った絵本は何度でも読み聞かせる

同じ絵本を繰り返し読むと、同じ表現を何度も見聞きすることになるので、その表現を自然と覚えられます。

また、毎日の生活のなかで英語に触れる機会を増やせば、英語の表現だけでなく、リズムや感覚を自然と身につけられます。そのため、子どもが気に入った絵本があれば、何度でも読み聞かせてあげるとよいでしょう。

英語の絵本を選ぶときのポイント

英語の絵本を選ぶときは、次のポイントを意識しましょう。

子どもの年齢に合わせて選ぶ

日本語の絵本と同様、子どもの年齢に合わせた難易度の絵本を選ぶことが大切です。

たとえば赤ちゃんなら、1ページに1文程度で、絵も分かりやすい絵本がおすすめです。音の出る絵本なら、ストーリーが分からなくても楽しみやすいでしょう。

逆に、小学生にはある程度ストーリーがしっかりしたものを選ばなければ、子どもが不満を感じる可能性があります。

子どもが興味を持てるジャンルを選ぶ

生き物好きなら生き物、乗り物好きなら乗り物が多く出てくる絵本というように、子どもが興味を持てるジャンルを選ぶことも重要です。

また、子どものお気に入りの絵本の英訳版を選ぶという方法もあります。

子どもが飽きない工夫がされている絵本もおすすめ   

しかけ絵本など、子どもが飽きない工夫がされている絵本もおすすめです。

ページをめくると紙が立体的に飛び出すものや、穴から先のページを覗けるものなど、楽しみながら読めるものを選びましょう。

まとめ

英語絵本の読み聞かせには、「親子で一緒に楽しめる」「英語の耳を育める」などさまざまなメリットがあります。発音が完璧でなくても問題ないので、ゆっくり、はっきり、丁寧に読み上げることを意識してみましょう。また少し大げさなくらい抑揚をつけたり、身振り手振りをつけたりと、子どもが楽しめるような工夫をすることも大切です。

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この記事を書いた人

スズキ

株式会社サンリオ エデュテイメント事業部

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