3歳児が寝ない理由は?主な理由や対処法・おすすめの入眠儀式など解説
なかなか寝ない3歳のお子さまに対して、悩んでいるおうちの方もいるでしょう。「次の日のために、早く寝てほしい」「睡眠が足りているか不安」などと考えるうちに、心配やイライラする気持ちが募ってくるかもしれません。
本記事では、寝ない3歳児をスムーズに寝かせるための対処法を紹介します。ついやってしまいがちな間違った方法も紹介するので、参考にてください。
目次
3歳児の睡眠の特徴は?
3歳児は、大人のような「夜になれば自然と眠くなる」という、生体リズムが確立されていません。そのため、スムーズに入眠できない場合も少なくありません。
排せつの頻度が減少して食事のパターンも整ってきた3歳児は、長時間のまとまった睡眠を取れるようになります。一方で、体力の向上と自我の芽生えという2つの要素により、「眠たくても寝たくない」と睡眠に抵抗する場合があります。
寝ない3歳児に悩むパパやママの声
寝ない3歳児に悩むパパやママの声を一部紹介します。
- 「パパが帰ってくるまで寝ない」など、遅くまで待とうとするため寝かしつけが遅れる
- 仕事が終わる時間の都合で保育園からの帰宅が遅く、寝かしつけの時間が遅れがちになった
- 寝ない日が続くにつれ子どもの生活リズムが乱れ、日中に興奮状態になるときがある
こうした問題が続くと、親子ともに睡眠不足となり、日中のイライラや体調不良にもつながりかねません。対処法を知り、お子さまが速やかに入眠できるよう、おうちの方は環境を整えましょう。
3歳児が夜に寝ない主な理由
3歳児が夜に寝ない主な理由を解説します。日中や寝る前の過ごし方が、スムーズな入眠を妨げている可能性があるため注意しましょう。
昼寝をしすぎたため
個人差はありますが、3歳児の時期には昼寝を必要とするお子さまが多く見られます。ただし、昼寝の時間が遅かったり、長く眠りすぎたりすると、夜の入眠に支障が出る可能性があります。
寝る直前にお風呂に入ったため
お風呂で体が温まった後に、体温が徐々に下がる過程で人は眠気を感じます。お風呂は寝かしつけの1~2時間前に入らせるようにして、体温が下がるタイミングで寝かしつけると、スムーズに入眠できる可能性が高まります。
興奮してしまったため
日中に強い感情を伴う出来事があると、楽しい体験であれ悲しい経験であれ、お子さまの脳は興奮状態となります。気持ちが高ぶったままでは、寝かしつけの時間になっても眠気が訪れにくくなります。
また、スマートフォンやゲーム機器から発せられるブルーライトにも、脳を興奮させる作用があるため注意が必要です。
おうちの方の生活スタイルに影響を受けているため
おうちの方の仕事が忙しいと、必然的に帰宅時間が遅くなり、お子さまの寝かしつけも遅れがちになります。また、おうちの方が夜更かしをしてくつろいでいるのを見ると、自分も一緒に起きていたいと感じるお子さまも少なくありません。
3歳児が寝ないときに避けたほうがよいこと
3歳児が寝ないときに避けたほうがよいことを紹介します。いずれもやってしまいがちかもしれませんが、避けるようにしましょう。
興奮させる遊びや習慣
寝かしつけ前は、親子で穏やかに過ごしましょう。寝る直前のお風呂や、ブルーライトを発するスマートフォンなどの使用は、脳と体を覚醒状態に保ち、自然な睡眠を妨げてしまいます。
また、寝かしつけの時間帯に家族が帰宅する場合、お子さまが喜んで興奮してしまう場合があります。可能であれば、帰宅時間を調整したり、静かに帰宅できるように工夫したりするとよいでしょう。
「早く寝なさい」と怒ること
早く寝てほしい気持ちがあっても、お子さまを叱らないようにしましょう。叱責によるストレスはお子さまを興奮させ、安眠を遠ざけてしまいます。代わりに、リラックスできる環境を整えて気持ちを落ち着かせ、自然な眠気を促すことが大切です。
お風呂の直後に寝かそうとすること
早く寝かせたいあまり、お風呂の直後に寝かせようとすることも逆効果です。お風呂の後に体温が上昇した状態では入眠しにくいためです。お風呂の1~2時間後に寝かしつけをすると、結果的にお子さまがスムーズに眠ってくれる可能性があります。
昼寝をさせないこと
昼寝を完全にやめてしまうと、夕方に強い眠気に襲われて夕食が食べられなかったり、早すぎる就寝で夜中に目覚めたりする悪循環を招きかねません。昼寝の時間を短くしたり、時間帯を早めたりするなど、少しずつ調整してみましょう。
3歳児が寝ない場合の対処法
3歳児が寝ない場合の対処法を紹介します。できるものから少しずつ取り入れてみましょう。
お昼寝のタイミングを調整する
お昼寝の最適なタイミングや睡眠時間は、お子さまによって異なります。お子さまに疲れの兆候が見え始めたら、強い眠気を感じる前にお昼寝へと誘い、夜の睡眠に支障をきたさないように適度なタイミングで起こしましょう。
昼寝ができなかった日には、体内時計の乱れを防ぐために、通常より早めの時間から寝かしつけを始めるのがおすすめです。
寝る前は落ち着いた遊びをする
ブルーライトの影響でお子さまが興奮状態となるため、寝かしつけ前までデジタル機器を使用させるのは避けましょう。代わりに、絵本の読み聞かせや、親子で会話をして過ごす時間に切り替えると、穏やかに眠れる可能性があります。
入眠を促す環境を整える
自然な入眠を促すために、寝室の環境を整えましょう。部屋の温度は、深部体温が下がりやすい少し涼しめの設定が理想です。
睡眠ホルモンの分泌を促進するため、可能な限り寝室を真っ暗にすることをおすすめします。ただし、暗いところを怖がるお子さまには、小さな常夜灯をつけて安心してもらう配慮も大切です。
また、寝室からは刺激となるおもちゃを片づけ、代わりにラベンダーなどの落ち着くアロマや、優しい音楽によってリラックスできる環境を整えましょう。肌触りがよく締めつけのない寝間着も、質のよい睡眠に結びつきます。
規則正しい生活を心がける
規則正しい生活を実践できると、お子さまは決まった時間に自然に眠気を感じられるようになります。朝は太陽の光で体内時計をリセットさせ、毎日なるべく同じ時間に朝食を食べさせましょう。
また、寝かしつけの前に「入眠儀式」を取り入れてみるのも良いでしょう。入眠儀式とは、毎晩同じ順序で行う就寝前の一連の行動のことです。決まった行動を毎日同じ順序で繰り返すと、脳と体に「もうすぐ眠る時間」という信号が送られ、自然な眠気が促されます。
3歳児におすすめの入眠儀式
3歳児におすすめの、入眠儀式をいくつか示します。
- 心地よい音楽を聴く
- 親子で静かに話をする
- 手足をマッサージする
- 絵本の読み聞かせをする
- 水を一口飲む
- 一緒に寝るぬいぐるみを用意して、寝るタイミングで手渡す
お子さまが興奮する行動は避けつつ、毎日無理なく続けられる入眠儀式を考えてみましょう。
3歳児におすすめの入眠アイテム
3歳児におすすめの入眠アイテムが、絵本やCD、絵本プロジェクター(ドリームスイッチなど)です。これらを活用し、お子さまが布団に入ってからゆっくり読み聞かせをしたり、心地よい子守り歌を聴かせたりする方法が、効果的です。
※ドリームスイッチは株式会社セガ フェイブの登録商標です。
3歳児の理想の睡眠時間は?
3歳児にとって理想的な睡眠時間は、昼寝を含めて1日あたり10~13時間とされています。適切な時間配分はお子さまによって異なりますが、昼夜の睡眠時間のバランスに注意が必要です。昼寝が長時間に及ぶと、夜の入眠に困難をきたす可能性があるためです。
一方で、昼寝の時間を十分に取れなかった日には、通常より早めの就寝時間を設定し、トータルでの睡眠時間を確保するとよいともいえるでしょう。
※参考:健康づくりのための睡眠指針の改訂について(案)|厚生労働省
3歳児の就寝時刻は徐々に遅れている
先述の通り、3歳児の理想的な睡眠時間は、10~13時間程度です。しかし、日本小児保健協会の調査によると、3歳児のうち10時以降に就寝する割合は、昭和55年には22%、平成2年には36%、平成12年には52%、平成22年には31%となっています。
平成12年から22年の間に減少していますが、初回調査の昭和55年値と比べると増加しており、全体として夜型の生活が進んでいることがわかりました。就寝時間が遅くなる結果、睡眠時間が少なくなっている可能性があるため注意が必要です。
おうちの方の生活習慣は、お子さまにも影響を及ぼすとされています。お子さまの健全な発達のために、家族全体での生活リズムの見直しが求められます。
※参考:平成22年度幼児健康度調査報告|公益社団法人日本小児保健協会
お子さまの睡眠不足の注意点
睡眠不足は、お子さまの生活や認知機能、メンタル面に影響を与える恐れがあります。お子さまの睡眠不足の注意点を解説します。
日中の活動への影響
夜に十分な睡眠が取れなかったお子さまは、眠気により日中の活動に集中できなくなる場合があります。また、前日の疲労が十分に解消されていなければ、体力が回復せず、思うように体を動かせないかもしれません。
認知機能やメンタル面への影響
お子さまの体内時計のリズムが乱れると、認知機能やメンタル面にも影響が生じる場合があります。注目すべきは、睡眠と成長ホルモンの関係です。睡眠不足の状態が続くと、深い睡眠中に分泌される成長ホルモンの量が減少し、幼児期の成長に影響を及ぼすという研究結果も報告されています。
お子さまの心身の健全な発達を促すためには、就寝環境を整えてスムーズな入眠を促し、まとまった睡眠時間を確保しましょう。
※参考:子どもの睡眠と脳の発達 ─睡眠不足と夜型社会の影響─|J-STAGE
お子さまが寝ないときに試してみたいSanrio English Master
お子さまの寝かしつけに苦労しているおうちの方におすすめしたいのが、Sanrio English Masterです。
Sanrio English Masterの魅力は、0~8歳までの長期間にわたって活用できる充実したカリキュラムです。インターナショナルスクールやプリスクールのように多額の学費が必要なく、一度購入すれば長く使えるためコストパフォーマンスに優れています。
お子さまが自然に英語に親しめる工夫がちりばめられており、親子で楽しめる知育要素が豊富に含まれています。
人気の絵本プロジェクター「ドリームスイッチ」も含まれており、就寝前のリラックスタイムにも最適です。また、絵本も全部で25冊もあり、読み聞かせにピッタリです。
まずは無料サンプルで、絵本2冊が本編と同様の全編収録されております。お子さまに読んでみて、効果をぜひ体験してみてください。
まとめ
心身が発達した3歳児は、夜になかなか寝ない場合があります。おうちの方は、お昼寝の時間や長さを調整する、寝かしつけ前にリラックスできる環境を整えるなどして、お子さまのスムーズな入眠をサポートしましょう。
Sanrio English Masterは、エンターテインメント性に優れた内容で、お子さまとおうちの方が一緒になって、遊びながら英語と知育の両方に自然に触れられる英語教材です。また、お子さまの就寝前のリラックスタイムに役立つ、ドリームスイッチも含まれています。
お子さまの寝かしつけにお悩みの方は、ぜひSanrio English Masterをご検討ください。