幼児・小学生向け英語に関する情報を発信

SNS

X Instagram

英語絵本おすすめ10選!選び方のポイントや効果的に取り入れるコツを解説

英語絵本の読み聞かせは、お子さまの英語力の基礎づくりに適しています。

本記事では、おすすめの英語絵本や英語学習に絵本を取り入れる際のコツを解説します。読み聞かせのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

お子さまの英語学習に英語絵本を取り入れるメリット

英語学習の一環として英語絵本を読み聞かせると、次のようなメリットが期待できます。

「英語耳」が育まれる

絵本の読み聞かせを通じて英語の音声に触れると、英語ならではの音やリズムにだんだんと慣れていきます。

とくに、小学校低学年くらいまでの子どもは、音に対する感度が高いとされています。この時期に英語絵本を読み聞かせるようにすると、英語特有の発音やイントネーションを正しく聞き取れる、いわゆる「英語耳」を育むことが可能です。

親子で一緒に楽しめる

子どもの興味をひく絵本なら、「学習」という枠組みを外れて、遊びのように楽しみながら英語に親しめます。また、おうちの方が絵本を読み聞かせることで、親子で一緒に英語に親しめるというメリットも得られます。読み聞かせを毎日の習慣にすれば、親子のコミュニケーションの機会も増えるでしょう。

言葉と絵で英語の感覚が身につく

絵本は言葉と絵を結びつけて覚えられるので、英語の感覚を身につけやすくなります。言葉の意味がわからなくても、絵や音を通じて意味を推測した言葉は忘れにくいとされています。そうして覚えた言葉は、自分のものにもしやすく、より実践的な英語力を育めるでしょう。

異文化に興味を持ちやすくなる

英語の絵本には、日本とは異なるライフスタイルが描かれています。たとえば、登場人物たちが口にする食事のなかに、日本では珍しいメニューや食材が登場することも多いでしょう。

英語絵本は、物語を楽しみながら英語を身につけられるだけでなく、海外の文化や価値観にも触れられます。多様な文化や価値観を学ぶことにより、お子さまの想像力も育まれるでしょう。

英語絵本を選ぶ際のチェックポイント

次のようなポイントを確認すると、お子さまに合う英語絵本を選びやすくなります。

お子さまの年齢に適しているか

英語絵本は、日本語の絵本と同様に、お子さまの年齢に合わせて選ぶことが大切です。

たとえば、赤ちゃんから幼児期にかけては、1ページに1文程度の英語絵本から読み聞かせを始めるとよいでしょう。お子さまの興味をひくような、音つきの絵本もおすすめです。 

幼児期から児童期にかけては、ある程度ストーリーのある絵本が適しています。

ただし、対象年齢は目安なので、あまり気にしなくても問題はありません。あくまで参考程度にして、お子さまが楽しめる絵本を選びましょう。 

お子さまの興味・関心があるか

恐竜や宇宙、乗り物やファンタジーなど、お子さまが興味を持てるジャンルを選ぶことが大切です。

また、すでにお気に入りの絵本があるならば、その絵本の英訳版を探してみるという方法もあります。 

子どもが飽きないための工夫がされているか

子どもが飽きずに楽しめるように、絵本自体に工夫が施されているタイプもおすすめです。

たとえば、ページをめくるとイラストが立体的に飛び出したり、紐を引っ張るとイラストが飛び出てきたりする「しかけ絵本」もよいでしょう。驚きやワクワク感を体験できる絵本なら、まだ言葉を理解できないお子さまでも無理なく楽しめるでしょう。 

【段階別】おすすめの絵本のタイプ

ここからは、英語絵本の読み聞かせの段階別に、おすすめの絵本のタイプを紹介します。 

英語絵本の読み聞かせを始めたばかりのとき

英語絵本の読み聞かせを始めたばかりなら、CDつきで歌いながら楽しめる絵本や、しかけ絵本などがおすすめです。 

有名な歌が絵本になったものなら、CDつきでなくてもインターネット上で音声動画が見つかる可能性が高いでしょう。 

英語絵本にある程度慣れてきたとき

英語絵本にある程度慣れてきたら、ロングセラーの名作絵本を選んでみましょう。少し文章量が多く、長めの絵本へのチャレンジもおすすめです。

日本語と英語の学習が進んでいるようであれば、両方の言語が併記された絵本など、お子さまが1人で読みやすい絵本に挑戦するという選択肢もあります。また、クリスマスやハロウィンが題材となったものなど、季節を感じられる絵本を楽しむこともおすすめです。 

子どもにおすすめの英語絵本10選

ここからは、英語学習におすすめの英語絵本を紹介します。 

Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?

楽しくリズミカルな言葉が繰り返され、英語のフレーズが自然に身につく1冊です。 

「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カールならではのカラフルで個性的なイラストで描かれた、さまざまな動物たちが登場します。 

  • 出版社:Henry Holt and Co. (BYR)
  • 著者名:絵・エリック・カール 文・ビル・マーチン

 

Wheres Spot?

いなくなってしまった子犬のSpotを見つけるために、お母さん犬と一緒に家じゅうを探し回るというストーリーです。日本語でも「コロちゃんはどこ?」のタイトルで発売されています。

家のなかの扉やふたが「しかけ」になっていて、子犬を探しながらめくって楽しめます。

  • 出版社:Warne Frederick & Company
  • 著者名:エリック・ヒル

 

GOODNIGHT MOON

小さなうさぎが、部屋の家具や窓の外に見えるものに「おやすみなさい」と挨拶をするお話です。ゆったりとしたリズムで、おやすみ前の読み聞かせにもぴったりな1冊です。

  • 出版社:HarperCollins Publishers
  • 著者名:作・マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵・クレメント・ハード

 

From Head to Toe

サルやキリンなどさまざまな動物が登場し、人間の子どもに「君はできる?」と問いかけながら、得意なポーズを披露します。読み進めるうちに、動物の名前や身体の部位、動作などの英語表現を覚えられます。 

  • 出版社:HarperCollins
  • 著者名:エリック・カール
  • 発売日:1997年3月

 

ELMER

カラフルな身体を持つゾウの「エルマー」が主人公の絵本です。ほかのゾウと身体の色が違うことに悩むエルマーの物語を通じて、個性を尊重する大切さを教えてくれます。

  • 出版社:Andersen Press
  • 著者名:デヴィッド・マッキー

 

I Love You to the Moon and Back

2015年に発売され、アメリカで200万部を突破した人気の絵本です。絵も物語も優しい質感で、読み聞かせを通じて親子の愛情を伝えられます。

  • 出版社:Tiger Tales
  • 著者名:アメリア・ヘプワース

 

Today Is Monday

アメリカで有名なわらべうたを、エリック・カールがいきいきとしたタッチで描いた絵本です。さまざまな動物や食べ物の名前が登場し、月曜日から日曜日までの曜日の英単語も覚えられます。

  • 出版社:Demco Media
  • 著者名:エリック・カール

 

Swimmy

世界的に有名な絵本作家の1人であるレオ=レオニの作品で、日本の教科書にも掲載された名作です。英語・日本語併記版も出版されているので、お子さまが英語絵本に慣れてきたら、ぜひチャレンジしてみましょう。 

  • 出版社:Alfred A. Knopf
  • 著者名:レオ=レオニ
  • 英語・日本語併記版
    • ・出版社:好学社
    • ・著者名:作・絵・レオ=レオニ 訳・谷川俊太郎

 

Little Blue and Little Yellow

「Swimmy」の著者でもあるレオ=レオニの作品です。仲良しの「あおくん」と「きいろちゃん」が抱き合ったら、緑色になってしまった!というユニークなストーリーです。

  • 出版社:HarperCollins
  • 著者名:レオ=レオニ

 

OH NO!

日常生活のなかで、思わず「OH NO!」と言いたくなるシチュエーションが詰まった1冊です。「my dad said」などの短いフレーズや、「house」や「clock」などの身近な英単語を覚えられます。

  • 出版社:偕成社
  • 著者名:作・木坂涼 絵・川原瑞丸

 

英語絵本を効果的に取り入れるコツ

ここからは、英語絵本の読み聞かせの効果をより一層高めるためのコツを解説します。

正しい発音を確認する

おうちの方が発音に不安がある場合は、絵本の付属CDやYouTubeなどで正しい発音を確認してから読み聞かせましょう。知らない単語を「おそらくこういう発音だろう」で済ませてしまうと、子どもが誤った発音を覚えてしまいます。

朗読の音声を聞きながら、追いかけるように真似して読み上げる「シャドーイング」という方法を実践すれば、おうちの方も英語の正しい発音や独特のリズムを身につけられます。 

ただし、読み聞かせでは完璧な発音を求めなくても問題ありません。少しくらい発音が違っていてもよいので、口や舌の動きに注意しながら、一つひとつの音がはっきり聞こえるよう意識することが大切です。 

日々の習慣にする

日々英語に触れる習慣をつけると、お子さまが英語に興味を示しやすくなります。また、英語が日常生活に溶け込めば、英語を特別なものではなく、当たり前に存在するものとして捉えられるようになるでしょう。

英語絵本の読み聞かせを習慣化するためには、1日に読み聞かせる冊数や読み聞かせの時間を決めることが大切です。また、同じ絵本を何度もリピートしていくと、英語を一度日本語に訳してから言葉の意味を考えなくても、英語を英語のまま理解できるようになります。

お子さまが自分で読む場合も、声に出して読む

英語力を高めるためには、音読が有効だとされています。

お子さまが英語を覚え、自分で英語絵本を読めるようになっても、文字を目で追うだけではなく声に出して読むよう促しましょう。 

英語絵本を読み聞かせる際のポイント

おうちの方が英語絵本を読み聞かせるときは、次の3つのポイントに注意してみましょう。 

単語や絵を指差しながら読む

赤ちゃんや英語学習を始めたばかりのお子さまは、英語絵本を読んでも、話の内容までは理解できないことがほとんどです。その場合は、ただ読み聞かせるよりも、単語や絵を指差しながらの方が理解が進みやすくなります。 

読み聞かせの前に絵本全体に目を通しておき、強調したい英単語やフレーズを見つけておくとスムーズです。

声の抑揚やジェスチャーをつける

読み聞かせの際は、声に抑揚をつけたり、身振り手振りなどのジェスチャーをつけたりするよう意識してみましょう。まだ英語がわからないお子さまも、読み聞かせを楽しんでくれる可能性が高まります。 

お子さまに「英語の絵本を読むこと=楽しいこと」という認識が芽生えれば、英語に興味を持てるようになり、習慣化もしやすくなります。

声で効果音をつけたり擬態語を取り入れたりなど、お子さまが楽しめるような工夫を凝らしてみましょう。 

子どもが気に入った絵本は繰り返し読む

前述のとおり、英語学習は日常化・習慣化させることが大切です。生活のなかで繰り返し触れることで、英語のリズムや感覚が身につきやすくなります。

そのため、お子さまが気に入った絵本があれば、回数を気にせず読み聞かせてあげるとよいでしょう。「いろいろな絵本に触れた方がよいのでは?」と思われるかもしれませんが、発音やフレーズを自然に身につけるためには、同じ絵本の同じ表現を何度も繰り返し見聞きする方が効果的です。

英語絵本の読み聞かせに関するよくある質問

英語絵本の読み聞かせをお子さまの英語力アップにつなげたいと思うからこそ、おうちの方はさまざまな疑問や不安を感じていることでしょう。最後は、英語絵本の読み聞かせに関するよくある質問にお答えしていきます。

読み聞かせ中に子どもに日本語で質問された場合、日本語で返事をしてもよい?

読み聞かせ中にお子さまから日本語で話しかけられた場合は、おうちの方も日本語で返して問題ありません。

「これなんていうの?」というように質問されたときは、知りたい言葉だけを英語で答えることもおすすめです。その際、日本語と英語が混ざってもとくに気にせず、「これは○○(英単語)だよ」というふうに答えましょう。

絵本より先にアルファベットやフォニックスを学んだ方がよい?

フォニックスとは、英語における文字と発音の関係性やルールを覚え、英語を正しく読み書きできるようになるための学習方法です。 

英語絵本の読み聞かせをする前にアルファベットやフォニックスの学習が済んでいなくても、とくに問題はありません。絵本の読み聞かせをするうちに、アルファベットや文字の発音の仕方を自然に覚えてしまうケースもあるでしょう。

子どもが英語絵本に興味を持ってくれない場合はどうすればよい?

お子さまがなかなか興味を示してくれなくても、読み聞かせを強要することは避けてください。まずは、おうちの方自身が、英語絵本を楽しんでみましょう。おうちの方が楽しそうに英語絵本を読んでいれば、お子さまも興味を持つようになる可能性が高まります。 

また、英語と日本語の絵本を分けずに一緒に置いておくなど、英語絵本を当たり前のものとする工夫も必要です。

まとめ

英語絵本の読み聞かせには、物語やイラストを楽しみながら英語特有の音やリズムに親しめるというメリットがあります。多少発音が違っても問題ないので、お子さまとコミュニケーションをとりながら親子で一緒に楽しみましょう。読み聞かせのラインナップに、英語絵本をぜひ取り入れてみてください。

子どもの英語力を育むなら、ぜひ「Sanrio English Master」をご活用ください。Sanrio English Masterは、株式会社サンリオが提供する子ども向け英語教材です。絵本は全部で25冊もあり、パタパタと開閉する絵本や、シールを貼りながら読む進む絵本など、お子さまが熱中する絵本の設計・デザインをそれぞれの絵本に施しており、飽きない工夫が満載です。

楽しみながら英語英語を学べるように、絵本制作に応用し、お子さまの学習意欲を刺激するように、考えて開発しました。

人気のキャラクターたちも登場する教材は、エンターテインメント性に優れ、遊ぶように楽しく英語と知育に取り組めます。

この記事を書いた人

スズキ

株式会社サンリオ エデュテイメント事業部

SNS

X Instagram