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フォニックス勉強法で英語力を向上!基本やメリット、ルールも紹介

英語学習の方法としてフォニックス勉強法に興味をお持ちの方も多いでしょう。フォニックス学習法なら、英語の正しい発音をルールに沿って理解できます。

この記事では、フォニックス勉強法について詳しく知りたい方に向けて、フォニックスの基本とともに、メリット、基本ルール、具体的な勉強方法などを解説します。英語力を向上させるために、ぜひ参考にしてください。

フォニックス勉強法の基本

フォニックス勉強法とは、どのような勉強方法なのでしょうか。ここでは、フォニックス勉強法の基本について解説します。

アルファベットには「音」がある

アルファベットは、その1つひとつに音があります。また、アルファベット同士の組み合わせにも固有の音が存在します。そのため、日本語と比較すると、英語は音の種類が多い言語です。日本語にはない音もあるため、日本人が英語を勉強する際は、音の種類の違いをよく理解する必要があります。

フォニックス勉強法とは

フォニックス勉強法は、アルファベットの「音」に着目する勉強方法です。

フォニックスとは、英語の音と文字の関係性を教える方法のことで、文字の名前、文字の発音、文字から始まる単語の読みをまとめて学習します。英語圏では子どもに英語を教える方法として用いられているため、日本でもイラストやカードを使用し、視覚的な情報を交えながら理解を深めることが一般的です。

例えば、「A」を学ぶ場合、イラストの書かれたカードを見ながら実際に「エイ・ア・アッポゥ」と発声して練習します。英語圏ではフォニックスを活用して英語の音を学ぶパターンが多いものの、日本ではまだあまり取り入れられていません。

英語学習では語彙や文法も大切ですが、同様に音も重要です。音を重視するフォニックス勉強法なら、英語の発音やリスニングもスムーズに習得できます。

フォニックス勉強法のメリット

フォニックス勉強法には、さまざまなメリットがあります。具体的にどのようなメリットがあるか解説します。

正しい発音が身につく

フォニックス勉強法を実践すると、英語の正しい発音を身につけられます。すでに触れた通り、英語は音の種類が多く、日本語にはない音も存在します。フォニックス勉強法ではそのような英語独自の音に触れやすく、正しく理解することが可能です。カタカナで英語の読み方を学ぼうとすると不正確な発音になりがちですが、フォニックス勉強法なら英単語の正しい発音を身につけられます。

発音が上達すると総合的な英語力も高められるため、効率よく英語の習得を目指せます。

英語のつづりで発音できるようになる

フォニックス勉強法で英語を学ぶと、英単語のつづりを見るだけで正しく発音できるようになります。中学校の英語の教科書に出てくる英単語の約70%は、フォニックスのルールで正しく読めるとされています。フォニックスのルールに該当する英単語なら、それぞれの読み方を個別に覚えなくても読むことが可能です。そのため、初めて見る英単語も正しく発音できます。 

自力で英単語を読めると達成感を得やすく、自信もつきます。その結果、英語に対する学習意欲を向上させることが可能です。

音を聞き取って書けるようになる

フォニックス勉強法で音を覚えると、発音から推測して英単語のつづりを書けるようになります。英単語を正しく読めることは、正しく書けることにもつながります。

中高生になると、受験のために多くの英単語のつづりを覚えなければなりません。しかし、フォニックス勉強法で英単語の文字と音の関係を理解していると、音を聞くだけである程度は正しくつづりを書けるようになります。丸暗記しなくても英単語を覚えやすく、勉強を効率よく進められます。 

フォニックス勉強法の基本ルール

フォニックス勉強法にはさまざまなルールが存在します。ここでは、基本ルールをまとめて解説します。

アルファベット音の基礎

フォニックス勉強法では、アルファベット26文字のそれぞれの音が知識の土台となります。日本語ではひらがな・カタカナの50音があり、基本的にほかの発音はしません。それに対して英語は、アルファベットが同じでも、単語によって異なる発音になる場合があります。

フォニックス勉強法では、アルファベットは1つひとつの音と、アルファベット同士の組み合わせの音をそれぞれ理解することが重要です。マスターすると、英語に対する理解が大幅に深まります。

母音と子音のルール

アルファベットは、母音と子音に分かれています。母音は大きく口を開けて発声します。「a・i・u・e・o」の5種類に加え、それ以外にもいくつかのパターンが存在するため、それぞれを理解することが大切です。例えば、「ai」は「アイ」、「au」は「オー」と発音します。

一方、子音は空気の流れを制限して発声します。「b・c・d・f・g・h・j・k・l・m・n・p・q・r・s・t・v・w・x・y・z」の21種類です。子音は単独では発音せず、基本的に母音と組み合わせて発音します。発音にはさまざまなルールがあるため、それぞれを理解すると正しく発音できるようになります。

代表的なフォニックスルール

フォニックス勉強法には複数のルールがあり、それを理解すれば英単語の発音や読み方を推測できるようになります。フォニックス勉強法の代表的なルールをまとめると、以下のとおりです。

ルール  内容   
マジックE  英単語の最後に「e」がついている場合、その前にある母音はアルファベット読みになる  take、cute、eve 
Rコントロール母音  母音の後に「r」がある場合、特別な発音になる  car、bird 
二重母音  母音が2つ連続していると、特別な発音になる  tea、meet、fruit 
子音結合  子音が2つ連続していると、特別な発音になる  clap、street 

効果的なフォニックス勉強法

ここでは、特に効果を期待できるフォニックス勉強法の内容について解説します。

フラッシュカード

フラッシュカードは英単語を視覚的に学ぶ方法であり、ゲーム感覚で楽しく英語に対する理解を深められます。一般的に、カードの表にアルファベット、裏にその文字で始まる英単語の絵を描きます。やり方は、カードをめくりながら文字と音を繰り返し発音するだけです。発音と同時にジェスチャーを取り入れれば、より覚えやすくなります。

また、クイズ形式やタイムアタックなどの工夫を取り入れると、繰り返し行っても飽きずに学習を進められます。楽しみながら英語に対する理解を深めることが可能です。 

フォニックス教材

フォニックス勉強法を実践するための専用の教材も存在します。効果的に学習を進めるには、レベルや目的に合う教材を選ぶことが大切です。例えば、書籍にはさまざまなレベルがあり、家庭のペースで勉強を進めたい場合に向いています。

また、音声教材も活用すると、ネイティブな発音をもとに英語を勉強できます。ただし、視覚的な情報がない分、飽きないための工夫も必要です。なかには高額な音声教材もあるため、コストと効果を考慮して選択する必要があります。

さらに、オンライン教材なら、インターネットを活用して学習できます。ゲーム感覚で勉強できる教材も多く、お子さまでも楽しく取り組めます。オンライン教材のなかには、月額料金制のものもあるため、まずは試したい方にもおすすめです。

フォニックス勉強法を始める時期

フォニックス勉強法を開始するおすすめの時期は幼児期です。具体的には、3歳頃が適しています。この頃はまだ日本語の発音に完全に慣れていないため、日本語の発音に英語の発音がつられる心配もありません。よりネイティブに近い発音を身につけやすくなります。

ただし、3歳未満は文字の読み方を理解していない場合が多く、アルファベットの読み方を教えても分からない可能性があります。そのような状況を踏まえると、フォニックス勉強法は3〜4歳頃から始め、小学校の中学年になるまでに一定の内容を身につけられるように取り組むとよいでしょう。

まとめ

フォニックス勉強法は、発音を正しく身につけるために役立ちます。ルールを覚えると英単語の読み方を推測できるようになり、正しく読むだけでなく正しく書くための知識も身につけられます。幼児期からフォニックス勉強法を始めれば、スムーズに英語のスキルを伸ばすことが可能です。

フォニックス勉強法を取り入れている教材として、Sanrio English Masterがあります。歌を歌ったり、音が鳴るタッチペンを使ったりして楽しくフォニックスを学べます。また、お子さまが学習したフォニックスをアウトプットできる復習コーナーもあり、着実に知識を身につけられる工夫が豊富です。エンターテインメント性が高く、お子さまとおうちの方が楽しく遊びながら英語の学習を進められます。お試しもできるため、ぜひ導入を検討してください。 

この記事を書いた人

スズキ

株式会社サンリオ エデュテイメント事業部

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